この季節に最強のガリ寿司
先日、他所で多分私の娘か、ちょっとそれよりも年上くらいの娘さんから私のレシピでガリを作ってみたけど、漬け汁の再利用はないか?と質問を受けました。既に生姜の味と風味が付いていますので、料理の味付けなどは、ほんのりした甘さを加味して使うといいともいます。また、酢の物や酢飯のシャリ酢ははっきりとした使い方です。と、話はしたのですが、最近お弁当にガリをお漬物代わりに少し入れていたりして、漬け汁が余ってきたのが気になっていました。丁度よかたので、早速ガリの漬け汁で酢飯に味付けし、刻んだガリを混ぜ合わせて「ガリ寿司」にしました。多分このような料理を作る人はいないと思いますけど、大変インパクトの強いお寿司です。
ガリの漬け汁の味付け加減にも寄りますし、好みの酢飯の味付けというのもあると思いますが、ガリのレシピ通りに作られたとすると、酢飯には少し甘味が足りないかんじです。お砂糖を少し足して、甘いと感じるくらいが丁度いい味加減になります。ガリのインパクトで酢飯がボケて全体がしまりのない味にならないように、トータルでバランスよくします。で、このガリ寿司にマッチした具というのが、これまたセンスが問われそうです。私の場合、真っ先に思ったのが烏賊でした。生姜の甘辛い感じに合うように、甘辛い醤油味のトロリとしタレにしました。ガリ寿司にお醤油の甘辛い味をぶつけるのは食欲をそそるいい組み合わせだと思いましたよ。このトッピングは自分の味覚センスを大いに発揮する部分で、かなり遊べます。いろいろにアレンジしてみると面白いです。かくいう私の頭には、既に他のものが浮かんでいます。
ご飯が炊ける間に具材を用意出来るくらいの手間ですから、非常に簡単で、短時間で出来ます。それでも出来栄えは、なかなかのおご馳走という感じではないですか?
これからの傷み易い季節には、お弁当にも安心できる酢とガリの最強のコンビで大変いいと思います。ビールや冷酒にもその実、大変合いますよ。
材料(お米2合分)
- 米・・2合
- 昆布・・5cm
- ガリの漬け汁・・80cc(☛レシピ参照)
- 砂糖・・大さじ1
- ガリ・・50g
- 大葉・・4~5枚
- 若烏賊・・200g(小4杯)
タレ
- 割り下・・大さじ1(☛レシピ参照)
- 出汁・・大さじ2
- 水溶き片栗粉・・片栗粉小さじ1と同量の出汁
作り方
- 米を普通に洗って笊に上げて30分以上置く。
- 少し少なめの水加減で、表面の汚れをふき取った昆布を乗せて米を炊く。
- ガリの漬け汁に砂糖を加えて溶かしておく。
- 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら烏賊を1杯ずつ、30秒茹でて引き上げ、笊で水気を切ってそのまま冷ます。
- 烏賊から突き出た軟骨を引き抜き、斜めに3~4等分の一口大に切る。
- 大葉は千切り。ガリは5mmの短冊に切る。
- ご飯が炊けたら直ぐにスイッチを切って(この場合は炊飯器)炊飯器の内釜を取り出し、3の酢を直接加えてあらかじめ酢を混ぜ合わせる(この方法が混ざり易い)。
- 大き目の器か、飯きりに移して、広げた酢飯を空気にあてるように団扇(うちわ)で扇いで人肌まで冷ます。
- 6のガリを混ぜ合わせ、器に盛りつけたら6の大葉を散らして、5の烏賊を乗せてタレを回しかける♪
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