夏はやっぱりこれシシカバブ(キバーブ):つまり中東のつくね
昨日は、前夜の睡眠不足を補っている時間がなく、体がだるくて不幸な日でした。早くもバテたのかと思いましたが、夜は早めに休みましたのでなんだか復活です。年齢的にはちょっとした体調の変化を逃さずに、自分の体を知っておくのは大事なことですが、気持にそこまでの切実感がなく、つい見落としがちになります。
食欲の方は、夕方は何とか体調が戻りましたので、シシカバブ(ケバーブ)にしてみました。(広域の中東の料理なので発音が多様)
マトンの挽肉にたっぷり香辛料を効かせて、しっかりとした味付けをして、串に刺してローストするあの、日本では捏ね焼き(つくねやき)と呼ばれていますね。しかも、豚のばら肉を螺旋状に巻いて、中は蒸し焼き、表は香ばしい焼き加減で、熱々のところをビールを飲みながら頂く。ね、いいでしょう。これでほぼ元気に回復です。
中東のお料理は、独特の暑さの中で生まれたので、夏に食べるのに大変向いている味付けです。日本のカレー粉を入れてしまうと、ほぼ基本的にはそれらしい味に整ってしまいますが、もっとパキスターンな感じにするには、風味の基本になっているクミンシードを効かせます。そして、セージやオレガノなどが入ると複雑極まりない、それらしいものに近づきます。辛さはカイエンペッパー(赤唐辛子の粉)で調節します。味付けは塩だけですが、食べる時点でレモン汁を効かせるときりっとした感じに変身します。
ところで、現地のカバブはさぞかしおいしかろうと想像するでしょう。実は、私は美味しいのに当たったことがなく、みな肉の脂が落ちたパサパサが多くて、どちらかというと固い肉の塊のようなマトンの挽肉でした。串焼きについては、外食するものではないと思っていますが、そっくりの味付けで、アラブのドネルケバブ(☛参照)なら、今は都内にもありますね。あれ、やめられない美味しさですよ。いつものことで、外食したら味を盗んで自分で作るに限ります。
材料を書いてある順に混ぜ合わせ、馴染んだら細長く固めて串に刺し、豚バラのスライスを螺旋状に巻きつけます。ロースターで焼くのがよりそれらしくなりますが、家庭ではフライパンで焼くだけで充分だと思います。
子どもも大人も、カレー味のつくねにはまりますよ。これ、夏の食卓にダントツでお勧めです。(何でも一番で、すみません)
- 豚バラスライス・・6枚
- マトンの挽肉・・200g
- コショウ・・適宜
- クミンシード・・小さじ1
- サボり・・少々(無ければオレガノ)
- タイム・・少々(無くても良い)
- セージ・・少々
- ガーリックパウダー・・小さじ1
- カレー粉・・大さじ1
- カイエンペッパー・・一つまみ
- パン粉・・大さじ3(パンをちぎって入れてもOK)
- 卵・・1/2個カレー粉・・大さじ1
- 塩・・小さじ2
- 竹串かバーベキュー用の短い串・・6本
- 付け合せの野菜・・適宜
- ビール・・適宜(やっぱり、これ)
作り方
- 材料のマトンから下へ順番に混ぜ合わせていく。
- 10分ほど置いて味を馴染ませ、6等分して細長い団子状に固めて串を刺し、豚バラスライスを螺旋状に巻きつける。
- フライパンを中火にかけ、カバブを並べて、始めは蓋をして5分焼き、裏返して仕上げ焼きする。この時、肉汁が出ていたら蓋をしないで水分を飛ばすように焼き、肉汁の旨味を絡めるように肉を転がす。
- 焼きあがったら付け合せの野菜と一緒に盛り付け、レモン汁を掛けて頂く♪
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