世界3大スープに限りなく近い私のトムヤムクンスープ
昨日はツバメの巣立ちに立ち会うことができました。一昨年、家の外壁を塗り直したためか昨年は訪れませんでしたが、今年は5月に少し遅れてやってきました。毎年恒例ですけど、嬉しいものです。時には巣を作り始めて途中でやめてしまう場合もあるので、巣が完成するまでは気が抜けません。毎日玄関を出入りする時に頭の直ぐ上で変化していく様子をそれとなく見ては、それがたとえ一瞬でも目に焼き付けるほどの観察眼になっているので、自分が成長しているとも言えます。じっと見ていると鳥が警戒するのではないかと配慮しています。
卵を抱いて2週間ほどすると地面に1cm程の殻が落ちてきます。これが生まれた合図。この殻を目撃できることも珍しいのですよ。小さくて軽いので直ぐにどこかに飛んで行ってしまいます。昨日は、1時間近く掛かって5羽の精鋭たちの巣立ちに立ち会って、その後直ぐに飛び方練習を玄関脇で楽しそうにやっていました。そう、私も2時間はお付き合いしてしまいました。ツバメの子が飛べるようになると、親は巣へはめったに来なくなります。この親とも既にお別れなんですね。名残惜しいというか、いつまでもいて欲しいという気持ちが愛着ということなのですが、私も未練たらしくなってきました。
今までは、ツバメの巣立ちで自分を親のスタンスで捕らえてきましたが、なんとなく今年は違っていて、自分自身の巣立ちを思います。こちらに引っ越してくることを決める前に、畑を始めたことや、前代未聞のジョギングを始める決断に至ったことなどを通して、私はある意味自分らしく生きるというステージに上がったと言えます。「したくてやる」ことがこんなにも鮮明に思えたことは、今まで見えなかっただけなのか、それともそこまで純粋ではなかったのか、いずれにしても実感として、地に足が付いたということのように感じます。残りの2~30年をどう生きるかというテーマが見え始めて来たのですね。平たく言えば、自分をしっかり持って生きるということです。時には人に対して柔軟ではなかったり、そこを「譲る」という感覚が出てきたら、それは「しないこと」になります。受容しながら自分を見失わない中で、自分らしく、自分のために生きるという生き方に気づいた私の巣立ちでもありました。人生50年してやっとです。
さてと、お料理も疲れたような気持ちではなく、落ち着いてじっくり取り組んで行きたいと思います。
今日は、トムヤムクンをかなり本格的に作るレシピです。NetShopの「メコンフーズ」(☛参照)からタイ食材を取り寄せていますので、殆ど材料と調味料は揃っています。レモングラスやこぶみかんの葉、カー(生姜に似ている)などは、冷凍で保存しています。トムヤムクンスープは、長い時間をかけてタイ料理のお店からKnow-Howを盗んできていますから、これはかなり期待できますよ。言葉は悪いですけど、外食する時はレシピを盗むくらいの気持ちで行くことです。食べるだけの目的ではもったいないです。そして、聞くと教えてくれるまでの関係になることが第一です。次に料理方法を盗む目を養うこと。美味しいと思ったらそこだけで満足しないで、味付けを想像しながら自分が作ってみる場面を想定して、材料を浮かべてみる。と、このようなことが染み付いてしまった呆れ者ですから、年季が入っています。
実際に私が使用する材料を全部一度出してみました。新しい料理に挑戦する時は、こんな風にして全景を静観します。そして、想像の中で味を足していきます。この時間がなんとも阿呆らしいのですけどね。
材料が整うと、30分くらいで濃厚な美味しいスープが出来上がりますので、きっと驚きますよ。辛さの調節は、本当は青唐辛子の種を入れますが、辛すぎるので「トムヤムクンペースト」で補います。
- ブラックタイガー・・6尾
- ぶなシメジ・・1/2p(手に入るキノコで)
- 完熟フレッシュトマト・・小3個(冷凍保存のもの)
- カー・・1かけ※
- にんにく・・1かけ
- レモングラスの茎・・1本※
- こぶみかんの葉・・4~5枚※
- パクチー・・一株(冷凍保存品)(またの名コリアンダー、シャンツアイ、香菜)
- トムヤンクンペースト・・茶さじ2~3※
- ナムプラー・・大さじ2~3※
- ココナツミルク・・100cc※(お菓子材料のココナツの粉大さじ3でもOK)
- レモン汁・・レモン半個分か好みで1個分
- 油・・大さじ1(グレープシードオイル)
※印はメコンフーズより取り寄せ
作り方
- 海老は殻を着けたまま背綿を取る(殻付きだと良いダシが出ます)。
- フレッシュトマトは皮を剥いて6等分にくし型に切る。
- キノコは小房に分ける。
- レモングラスは斜めに5mmスライス。
- パクチーはみじん切り。
- カーは厚めにスライス。にんにくはみじん切りにする。
- スープ用の鍋にオリーブオイルを大さじ1ほど入れて、みじん切りのパクチー、にんにく、しょうが、レモングラス、こぶみかんの葉を入れて、弱火でゆっくり香りを出しながら炒める。
- 海老、シメジを加えて中火で炒める。
- 海老の色が赤く変色しきらない内にトマトを加えてさっと炒める。
- 水600ccを足して一煮立ちさせ、ナムプラー、トムヤンクンペースト、ココナツミルクを入れる。
- 一煮立ちしたらレモン汁を入れて、パクチーの葉っぱを飾って出来上がり♪
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コメント
外食する時はその料理のテクニックや料理人さんの心意気、調理中のプロの何気ない手さばき、そういったことが多々学べますね。ねえさんのブログの文章からも学ばせていただいております。覚悟を決めて作らなければならないトムヤムクンスープですね。材料を手に入れるところから料理は始まりますね。( ̄^ ̄ゞ ケイレイ!!
投稿: まるちゃん | 2008-07-01 09:51
あはは。大丈夫ですよ。覚悟なんてしなくても!材料を揃えて一度は作ってみると、次回は何かを代用したり、違う趣のものを作ってみたりとか感覚がつかめると思います。
パンはどうでした?ちょっと新しいのを入れましたから・・。
投稿: ゴッドマー | 2008-07-01 12:12
トムヤムクン、大好きなんですよ。タイ料理屋に行ったら必ず食べてました。あの酸味と辛味が絶妙なハーモニーで、夏の暑い日には最高なんですよね。
また食べたいなぁ。でも家じゃ作れない><
なぜなら・・・私しか食べないから^^;
投稿: tomo | 2008-07-01 12:35
tomoちゃん、そういう時は外食になりますね。作る腕前はあるのに、もったいないですね。
年齢的にこのようなものを食べない世代ってあるようですね。(tomoちゃんのうちは該当しないか?)
投稿: ゴッドマー | 2008-07-01 12:49
ああ
投稿: 馬 | 2013-06-10 11:44