ボヤーとして大きくなった魳(カマス):両褄折り焼き
ちょっと物思いにふけったことです。そう、悩みとはちょっと違います。
ここにばたばたと引越しをしてきて、毎日続けていることは再編集という裏方の仕事です。二度目の引越しとあって、引っ越す前からこの作業を思うと、気が重かったです。簡単にできる人にとっては、簡単なことでもあるのでしょうけど、私などは時間が掛かって仕方がありません。それがどうでしょう、ここを自分の最後の場所にすると覚悟して、Netの人達に沢山アドバスを頂きながら少しずつ構築されていく自分の場所が、これまでに無く大切に思えてきました。多くの方の目に留まる時、ここが誰にとっても見やすく、分かりやすくありたい。いつか、「今日は何を作ろうかなぁ、そうだ!ゴッドマーのとこで探してみよう」と、覗きたくなったり、誰かとおしゃべりしたいなぁ、「そうだ、ゴッドマーに声かけてみよう!」と気軽に来たくなるような場になったらどんなにいいかと。いろいろな思いを込めて引越ししたエントリーの修復作業をしています。そして、過去のエントリーに触れると同時に、その時のことが浮かんできて今の自分に重なる時、半世紀を生きてきたという感慨と、それは「人生を形作ったもの」の一つなのだということがはっきりしてきました。この言葉にどうしてこうも私が癒されるかと不思議ですが、社会的には敗者だったり、親としても何か足りない未熟な自分だったりと、思うことは悲観的なことも多い最近の私に、少し光が射したかに思えました。
ぼやぼやしてちゃカマスが大きくなっちゃうよ!と、買ってきたのが40cm近く成長したカマスです。これ普通はどうするの?って、カマスと言えば塩焼きですよ。しっかし大きい。
えと、ここで思い出してくださいよ。以前「片褄折焼き」というのをここで話したの、どうせ覚えていないでしょうから見てきてください(参照)。そう、両端を折るから「両褄折焼き」といいます。大きくなったカマスは、この方法で串を打って塩をしてから丁寧に焼きます。身がふっくらとして、焼き上がりが立体的なので、盛り付けた姿は格好がいいです。
- カマス・・1尾
- 付け合せの野菜・・がり、大葉
- 割り下(☛作り方)・・小さじ2
作り方
- カマスのうろこをおろして、頭と内臓を取り出してから三枚におろす。
- 皮目を下にまな板に置き、両端を中央に折り合わせ、画像のように串を打つ。
- 軽く塩を振って折り目の無い方を先に焼き、裏返して両面を香ばしく焼いたら割り下を刷毛で塗る。
- タレが軽く色づいてカマスに馴染んだら、直ぐに串を引き抜いて盛り付ける♪
ね、以外に簡単でしょ。魚屋さんで長い魚見つけましょう。この際カマスでなくても結構です。一度この両褄折焼きを試して見てください。多分、丸ごとの塩焼きしか見たことないと思いますので驚きですよ。
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コメント
そういえばカマスって余りこちらで見かけないような・・・。残念、とっても美味しいのに。
最近物思いにふけりすぎ、お酒を飲みすぎてる日々が続いております。この間は浴びるように飲んじゃったしなぁ。
肝臓はたぶん大丈夫なので、ちょっと胃が心配だったりして・・・。
でもこれ、すっごい冷酒にあいそうですね^^
投稿: tomo | 2008-06-25 10:54
tomoちゃん、あら、そちらにはないですか?そう言えば、九州の諫早の叔母は、自分で作ったカマスの干物を送ってくれます。九州にはるようです。
お酒のお供には大変ぐー。甘辛醤油の下に塩が少し効いていて、しかもそれが表面だけなので口当たりが大変よろしいと思います。
10時以降の飲酒は控えめにとかあったっけ?
投稿: ゴッドマー | 2008-06-25 11:14