空豆のビシソワーズ
昨日は、梅雨らしい雨と蒸し暑さでした。ジョギングも畑にも行かれないかなあと、少し諦めていましたら、昼前に急に晴れ間が出て、これもこの時期の天気の特徴ですね。まずは畑に行きました。
2日も畑に行かないとまるで他所の畑に来てしまったのかと思うほど、景色が変わってしまいます。じゃが芋にはもう紫の花が咲いていて、膝くらいの丈になっています。えんどう豆は、両手に抱えるほど収穫が出来ます。そういう中、この畑で一番育ちがゆっくりだと思うのは、長葱です。人参と一緒くらいに種を植えたのに、まだ15cmほどです。そうは言っても窮屈な感じになってきたので、少しだけ間引いたのですが、小さくても葱は葱ですね。ぷ~んと葱の新鮮な匂いが根っこから漂います。お隣の畑のおじさんに、前に、種から植えるような人はこの辺にはいないと、笑われたことがあります。そう言えば苗を売っているのはよく見かけます。しかも植える時期が全く違うそうで、もっと早いか遅いそうです。この土地柄なんだと思いますが、夏が短く冬が長いので微妙に育てる時期が一般的な時期からすると違いうのだそうです。そこらへんの含みを知らずに種を蒔くような、頓珍漢な行動を笑ったのだと思います。で、多分見たことのない畑の光景に写ったに違いありません。呆れて笑いながら、物珍しそうに眺めて「小さいうちに間引いたら、素麺の薬味にでもするんだな」と、からかうように付け加えた時には、ちょっと自信がなくなりましたが、おじさんの仰るとおりです。
申し訳程度の葱の間引き菜を、葱の親で作ったビシゾワーズの青みにしてにんまりしてしまいました。それがとってもいい脇役で、香りが全く今までと違うのです。こういう発見や気付きが、たとえそれが些細なことでも嬉しく思うのですよね。畑や作物や虫が愛おしくなります。
さてと、今日のお料理は、空豆が沢山あったので、じゃが芋の替わりに空豆でビシゾワーズを作りました。早めに作ってキーンと冷たくして、もうすっかり夏向きです。ガーリックバターでクルトンも作りました。冷たいスープは口に含んでからゆっくりと味わいますので、空豆の甘さと葱の風味、クルトンの香ばしい香りの個性を一つ一つ味わいながら幸せを感じます。
空豆を下茹でして、長葱を5mmほどの小口切りにしたら、葱がしんなり甘くなるまでバターでしばらく炒めます。引き続き、蓋をして蒸し煮にして、水を加えてミキサーで滑らかにします。あとは、鍋に戻して牛乳と塩で味を整えます。
クルトンは、食パンを5mmの厚さに切って、更にサイコロ状にしたらフライパンにガーリックバター(おろしたにんにくとバターを練り合わせたもの)を溶かして弱火でローストします。
我が家だけベビー葱使っちゃってますけど、これも恥かきっ子のようなものなのでちょっと気の毒で、こんな風な食卓デビューでした。
材料
クルトン
- 食パン・・5mmの厚さで1枚
- ガーリックバター・・10g
作り方
- 空豆はさやから取り出し、付け根の部分を指で摘んでむしり取り少量の水で1分ほど蒸すように火を通し、厚皮をむく。
- 葱は5mm幅の小口切りにする。
- 1の空豆と2の葱をバターで軽く炒め、蓋をして葱がしんなりして甘くなるまで蒸し煮する。(約5分)
- ミキサーに3と水を入れて滑らかになるまで撹拌する。
- 鍋に戻して中火にかけ、煮立ってきたら牛乳と塩を加えて、沸騰直前で火を止める。
- 水に鍋ごと浸けて荒熱が取れたらスープボールに移して冷蔵庫で冷ます。
- フライパンを弱火にかけ、ガーリックバターを溶かして食パンがカリカリになるまでローストする。
- 食べる直前に葱の間引き菜を細かい小口に切って、クルトンと一緒に浮かす♪
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コメント
こちらに、もちろんおっかけてきて読んでいます!ゴッドマー師匠の吹っ切れた楽しさが伝わってきました。嬉しいです。
このスープのようなアップの写真を待っていました。また、ページを開けたときに写真が目に飛び込んでくる場所に是非写真を置いて下さると、私にとってなじみのあるゴッドマザーの料理レシピ日記になります(^^)
投稿: サラ | 2008-06-13 11:09
サラさん
元気にお出ましですね。
いおいろご心配頂いていたようですね。なんだか見切りをつけてスッキリしましたよ。ありがとう。
私も早く新居になれないといけません。ゆっくり時間をかけて、取り組みますね。
今後もよろしくね。
スープはじゃが芋のビシゾワーズなどのレシピもありますよ。カテゴリーのスープの欄のリンクです。よかったらどうぞ。
http://godmothers.cocolog-nifty.com/blog/cat20378111/index.html
投稿: ゴッドマー | 2008-06-13 13:33