2008-06-11

トマトと卵と葱の中華風炒め

 昨日は、家でパンを焼きながら暑くて窓を開けると、いきなり子ども達の楽しげにはしゃぐ声が飛び込んできました。それは、家の直ぐ上の山の手にある小学校のプールからの声です。6月になるとプールが始まり、同時に梅雨どきの不安定な天気が子ども達の気持ちを揺さぶります。我が子がこの小学校でお世話になっていた頃、朝の天気を見ながら、水着の仕度を整えて張り切って出かけて行って、天候が悪く、水温が低い日にはしょんぼりして帰宅したものでした。こういうカリキュラムは、子どもの生活にめりはりが出ていいと思います。
 ジョギングで一緒に走っている子達がいるかもしれないと思い、声に釣られてちょっと行ってみましたら、プールサイドから私に気付いた子が寄ってきました。プールとはいえ、授業中に子どもの気を散らしては「まずい」と思い、私に手を振って寄ってくる仕草に対して気付かない振りをしたのですが、もう遅い。いやー、まずいなー。後ろを向いて気付かぬ振りして帰ろうか。と、一瞬にしてこのような考えがよぎり、わざわざ授業の邪魔をしに来たようなものだと後悔しました。ところが、先生は「いや、どうもご苦労さんです。どうぞ、どうぞ。よかったらこちらで」と椅子を勧めてくれたのです。内心、「いや、私の子どもはいませんから」と、思いつつも、なんと思い込み程度のいい先生なの!ラッキー。とばかりに座って参観させてもらいました。(あとから、あれはまさかにお婆ちゃんとか思い込まれなかったよね)子ども達は照れ臭そうに、嬉しそうに私の傍を通るたびに笑っていました。とても和やかな雰囲気でした。
 私は古い考えだからでしょうか。授業中はこうすべきというのが、ガチンとあります。観念的に良し悪しとして刷り込まれていますね。私の世代の学校時代は、年配の先生は、戦争を体験したり、女の先生は後家さんだったりという風で、非常に厳しかったことを覚えています。あれは軍隊的と言ってよいのかな?とも思います。授業中によそ見をしたり話したりすることは、授業を進めている先生への冒涜行為でもあるかのように、侵害者は罰として廊下に立たされ、晒し者になりました。そうなる子は多くは無いですけど、それを見ていた側にも同時に「恐怖心」のような形で刷り込まれたのだと思います。こんなことまで思い出してしまいました。
 どのような経験を積もうが、それが良い事か悪い事かの判断よりも、あとからそれらの経験を思い出した時に、自分の物事に対する「観方」がどのように存在しているのか、どのように偏っているのかを掘り下げて知ることって大事です。理由は、偏った観方、考え方に自分が縛られ、不自由で不幸になるからです。そして、その不幸者のかもし出す芳香が他の人も不幸にするからです。 

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 今日の料理は、中華ではおなじみの組み合わせですね。知ってますよね。私としばらくお付き合いしている人ならば、如何に私が中華料理好きで、ウー・ウェンパンのファンで、それに馬鹿がつくかです。薀蓄を並べるほどではないですけど、作って楽しい、食べて美味しいで、とんとん拍子に出来上がり、お片づけはあなたーな中華です。実は、この炒め物は、同じ取り合わせで小麦粉が入った、お粥のようなガーダスープというのを以前に紹介しています。どんなスープか見たいですよね。エントリーの引越しで、画像や書式がまだ整備されてなくてあっちこっち汚いのでお見せしたくないのですけど、見たい方はどうぞ、こちらです。このお料理の材料をそのまま炒めP6100014 物にしたと言うだけの話ですよ、ようは。だた、侮る無かれ、すごくシンプルで簡単に作れて、栄養満点で言うこと無しのお墨付けちゃいます。見た目も豪華で、冷めても美味しくて、3食続けて食べても飽きの来ない料理ですよ。料理が面倒とか言い訳して、いつまでも大したものが作れなくていいんですかっ!是非取り掛かってください。そして、完熟トマトのフレッシュで美味しそうなのを買ってくださいね。絶対にこれをケチらないことですよ。
 ウー・ウェンパンを買いなさいとは言いませんが、このお料理は鍋一つあれば出来ます。トマトを湯剥きするために500ccお湯を沸かし、10秒ほどころころ転がしたあと取り出して薄皮を剥きます。お湯を捨てて鶏肉をサッと炒めます。鶏肉の油で葱を香ばしく両面焼きます。卵チャチャットと溶いて置きます。これだけ揃ったら、あとは2分で完成しますから、食卓に全て準備を整えておきます。男、独り者さんは、せめて食べる場所を確保して、そこら辺の脱ぎっぱなしの衣類など洗濯機に放り込むなどして、同時進行するくらいの気転を働かせてね。 んでと、鍋を中火にかけ、炒め油を引いたら最初は溶き卵を流し込みます。大きくゆったりとした気持ちで菜箸でゆっくり、ゆったり混ぜて卵を半熟状にします。1分も掛かりません。ゆったり混ぜる理由は、出来上がった卵も炒め物の具として存在感を持たせるためです。細切れのように卵がちらつくのは、見た目にも綺麗ではありませんよ、ね。で、半熟の卵に、葱、トマトを加えて、ここも大きくゆったり絡め合わせるように大きな動作で炒めます。火が通って温める程度に炒めたら、水溶き片栗粉で閉じます。以上です。
 材料と作り方はもう書かなくてもいいでしょうか?ダメ?んー、やっぱり別に取り出P6100005して書いたほうが作ってくれますかね。じゃー書きます。

材料

  • 卵・・3個
  • 完熟トマト・・300g
  • 長葱・・1本
  • 鶏もも肉・・150g
  • 塩・・小さじ1P6100006
  • 胡椒・・適宜
  • 胡麻油・・小さじ
  • 水溶き片栗粉
  •   片栗粉・・小さじ1
  •   水・・大さじ1

もも肉の下味材料P6100003

  •   酒・・大さじ1
  •   塩・・小さじ1/2
  •   片栗粉・・小さじ1

作り方

  1. 鶏肉は3等分に切り、5mmの斜めそぎ切りにして、ボールで下味材料と合わせて馴染ませておく。
  2. 長葱は5mm幅にスライスしておく。
  3. 卵はボールで溶くきほくしておく。
  4. 鍋に500ccのお湯を沸かし、沸騰したらトマトを10秒ほど転がして取り出し、薄皮を剥いたら大き目の一口大に切る。(食べる時トマトに水分が残った方が美味しいです。小さく切ると果汁が出てしまいます。)
  5. 続けて鍋に鶏肉の皮目を下に並べて油を出し、両面焼いて火を通して、取り出す。
  6. 続けて葱を両面焼き色がつく程度に焼いて取り出す。
  7. 炒め油を引いて、溶き卵を流し入れ大きくゆったりと混ぜて、半熟状態になったら葱、トマト、鶏肉を加えて、卵を崩さないように全体が絡まるように混ぜて温まったら水溶き片栗粉を加えて閉じて出来上がり♪

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コメント

姉さん、(*゜ー゜)vオハヨ♪ウーさんのお鍋使うのは今度退院した時になります。明日、病院へ行きます。

今は一日一回、台所に立ちます。このお料理も作りたいです。トマトも冷凍してストックしとかなきゃ!

プールの時期なんですね。季節がめぐってくるのは早いもんですな~。

このブログのコメント欄の記入作業はこれで良いのです
かな?認証されたら表示されるのですね~。

また外泊の時に来ます~~~☆~~ヾ^-^) マタネッ♪

投稿: まるちゃん | 2008-06-11 10:34

ようこそいらっしゃい!
まるちゃんも遂にウーさん買いましたか!退院が楽しみでいいじゃないですか。早く追い出されるといいのにね。

あの、のびのびと書いてくださいコメント欄。大丈夫です。少し手間ですけど、それでもこうして来てもらえるのは嬉しいです。

じゃー、退院後にね。ゆっくりしておいでね。

投稿: ゴッドマー | 2008-06-11 16:26

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