豚肉とこぶみかんの蒸し肉団子:アジアンテイスト
この本、「スチームフード」が店頭に並んだ頃に運よく手に入れたのでした。「蒸す料理」に魅了された著者の若い二人が創作料理本としてまとめた本ではあると思うのですが、実際に作ってみるとなるほどスローライフスタイルの典型なのかと思います。ゆっくりと料理している間に何をしようともその間の時間の流れがうまく調和して、蒸し物の香りと共に心癒されます。
私は、20年移以上前から蒸篭(☛参照)を使って蒸し物料理をしてきましたが、竹の皮の蓋や周囲の木枠が適度に水分を吸ってくれるので、蒸す物が水浸しにならずに何でもふっくらとします。最近「ウー・ウェンパン」を買ってから出番が少なくなりましたが、金属製の蓋とは比べ物になりません。
タイやベトナム料理ではおなじみの、こぶみかんの葉(☛参照)で挽肉を挟んでアルミフォイルで包み込んで蒸すという料理が、香りを楽しませてくれたのを思い出して作りました。
この本の材料には含まれていませんが、肉の半分量の水を足して少しシナモンを加えて私好みにしました。そう、「ジューシーハンバーグのアジアン版な包み蒸し」です。加えた水が濃厚なスープとなって最後の一口を締めてくれるのがたまりません。蒸しあがることには、こぶみかんの葉の、あの柑橘系のさっぱりとした香りに乗せてレモンが負けまいとほんのり香ります。さっぱりしたアジアンなメインのおかずとしての一品です。一個分としては少し大きめの肉団子と想像してもらえばいいかと思います。
こぶみかんの葉は、乾燥したものか冷凍したものを買い求めます。私はNetで注文するのですが「御用達食材店」のカテゴリーで紹介しています、タイ食材店の「メコンフーズ」(☛参照)が比較的安価で、良心的なお店としてお勧めです。因みにこちらのお店でよく買うのが、タイのトムヤンインスタントラーメンです。美味しいのでストックしています。
- 豚挽肉・・200g
- 水・・100cc
- 胡椒・・適宜
- シナモン・・少々
- 溶き卵・・半個分
- 塩・・一つまみ
- ナンプラー・・小さじ1
- パン粉・・大さじ2
- 茹でた枝豆・・50g
- こぶみかんの葉・・16枚
- レモンスライス・・8枚
- 一味唐辛子・・適宜
- アルミフォイル・・30cm×15cmを4枚
作り方
- アルミフォイルを半分に切って8枚にする。
- レモンの輪切りを半分に切って8枚にする。
- 枝豆を軟らかく茹でてサヤから出しておく。
- ボールで挽肉をよく練り合わせ、材料表の順に混ぜては練り込む。
- 8等分に大まかに分けて、1個ずつ両手の平でキャッチボールをするようにぺたぺた空気を抜いて丸くまとめる。
- アルミフォイルを広げてこぶみかんの葉を中央に置き、4のボール状の肉団子を置き、レモンスライスこぶみかんの葉を順に置いてきっちりと包む。
- 蒸しあがった蒸し器に並べて、15分蒸す。
- 食べる時に一味唐辛子を振って頂く♪
先日ご紹介した「誰からも愛されるジューシーハンバーグ:その勘所」(☛参照)①~⑥同様に材料を順番に混ぜていきます。8等分して軽くぺたぺたと手の平で空気を抜いたらアルミフォイルの中央にこぶみかんの葉を一枚置き、その上に挽肉団子を乗せて、レモンこぶみかんの葉の順に乗せて包んで蒸します。
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コメント
本当にお料理の幅が広いですよね。こんなに色んなパターンのお食事が出てくると、毎日の食卓が楽しみでしょうがないでしょうね。
うちにあきこさんがいたら、きっとお夕飯のために頑張ってお仕事するかも。
投稿: tomo | 2008-06-27 12:42
tomoちゃん、結局は食いしん坊というだけの話ですよ。
食事って大切な人の生活リズムですよね。これを乱してはいけないと、母は頑張るのです。
tomoちゃんはそうでない部分に能力を発揮できているので、同じことはしなくてもいいけど、たまたま能力とSenseを持っているから、たまにやるしかなね(>_<)!
投稿: ゴッドマー | 2008-06-27 13:06