ワインとコンソメで作る「ニック・ジャガー」:洋風肉じゃが
「ミック・ジャガー」(☛Wikipedia参照)は、イギリスのロックバンド、ローリング・ストーンズのリード・ヴォーカルとしてが一番有名かなと思います。私の20歳代は、殆ど欧米の多種の音楽ジャンルで埋め尽くされたようなクレイジーな頃でした。ロックと言うより、ギターなら、泣きが入っているようなジョージ・ベンソン、三角関係の恋愛問題で身を引いたようなキャロル・キングなどと、先駆的な位置にいながらどことなく寂しさや憂いのオーラを放つアーティストが好きでした。人にはそれぞれ、いろいろな人生を背負って生きているのだなと、自分とどこかしら似ている境遇の人に寄り添いたいような、そんなアーティストの密かなファンでした。
Twitterで、こんなん見つけてガッハハーと笑えてしまったのがこれ。どうしてこの駄洒落がこんなに私に受けたのかわかりませんが、あまりにも可愛くて、なんだか友情を感じましたよ。レシピも何もありませんが、なんだか「ニック・ジャガー」が作りたくなりました。おまけに『ニックジャガーおいしいですよ。ガーリック入れてセクシーさをかもし出すのがコツです。』と、ポイントまで教えてくれて!
ところで、にんにくでセクシーさをかもし出す?(@_@だそうで、面白い感性です。というか、私がこの様な感性を持っていないだけなのか?これだけの情報で、たんとなく作ってみました。id:rikoさん、ありがとう!(はてダの便利でもあり不便でもある機能で、idをこの様に記述すると、ご本人のホームに自動でこのエントリーがトラックバックされますの)。
じゃが芋はもう既に出回っている新じゃがですから煮崩れの心配はありませんし、皮も柔らかく、束子(たわし)で擦って洗うだけで充分です。これに人参と玉葱、本シメジ。肝心の肉は、赤ワインで作りたいと思っていたので牛肉にしました。筋が下ごしらえしてあるときっとすごく美味しくできると思いますが、急だったので使用した部位は肩ローススライス。これを丸めて最後に加えました。手順は大きめに切った野菜とにんにくを最初にハーブオイルで炒めて、水とコンソメを加えて10分ほど軟らかくなるまで煮込みます。最後に赤ワインとバルサミコ酢で味を締めました。ちょっとバルサミコ酢って奇異に思われるかもですが、コンソメの複雑な香りと味には、きりっと酢を効かせて、それでいてちょっと甘味があるので「隠し味的でいいよ。」と、香りがOKを出してくれました。ついでに、ハーブはローズマリーを加えてみて正解でした。この時点でウスターソースのような香りがしてきましたよ。
夫は、この煮物の味付けにはに驚いた様子でしたが、美味しいと言ってお代わりをしていました。最初は不思議な味の出来上がりを想像していましたけど、普通に牛肉の煮込み料理ですよ。美味しいです。イケます!!
蛇足ですが、ウスターソース風の香りと味がしたので、もしかしてこれはソースをベースの味付けにアレンジして煮込むといいのかもです。今度やってみます。
材料
- 牛肩ロース・・150g(スライス)
- 新じゃが芋・・400g(4個)
- 人参・・中1本(100g)
- 玉葱・・1個
- にんにく・・大2片(25g)
- 本ジメジ・・1パック
- 空豆・・適宜(無ければかの豆類)
- ハーブオイル・・大さじ1
- ビーフコンソメ・・固形2個
- 水・・500cc
- 赤ワイン・・1/2カップ
- バルサミコ酢・・大さじ2
- ローズマリー・・適宜
作り方
- 野菜を洗う。
- じゃが芋は縦横に4分の1、人参は3等分して縦に1cmほどの厚みに切り揃える。玉葱はくし型に8等分する。シメジは小房に分ける。にんにくは3mmの輪切りにする。
- 鍋にハーブオイルを注いで中火にかけ、最初ににんにく、じゃが芋、人参を炒めて、表面が薄っすら透き通ってきたらシメジを加えて水を注ぐ。
- じゃが芋に竹串を刺してみて、芯が少し硬く感じる程度でコンソメを加えて10分煮込む。
- この間に牛肉をクルクル巻き、空豆を塩茹でする。
- 10分ほど煮込んだら牛肉の丸めたのを並べて赤ワインを回し掛け、ローズマリーを加えたら更に、7~8分ワインのアルコールを飛ばす。
- 味見をしてバルサミコ酢で味を整えて出来上がり♪
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