2008-05-08

行者にんにくの天麩羅:春の山菜から

                                                  【行者にんにく】

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 庭先からちょいと切り取って、ほいっと天麩羅にしてもらって食べたのがかれこれ5年前。娘がお世話になった高校の部活の先輩宅に夫婦でお呼ばれしてご馳走になった時の事が鮮明です。この時は、ご主人の自慢のカレーを皆でご馳走になるのが目的でしたが、二日かけて作ったカレーが想像以上に美味しく、あっという間に完食でした。そこで、何か食べる物はないかと物色して、とっておきの庭先食材だと鼻高々に行者にんにくの天麩羅を揚げてれたのでした。翌年、ご主人はあっけなく胃癌で亡くなってしまったのですが、この時頂いた行者にんにくが忘れられなくて、うちの畑にやっと今年植えました。繁殖力が弱く、なかなか増えないそうですが、なんとなく5~6年、月日の経つのは早いですから、知らぬ間に増えてしまうのでしょう。食用に八百屋さんに頼んでおくと仕入れてくれますので、毎年一度は口にしています。修行の行者がこの山菜を食べて精をつけたことから行者にんにくという名前がつけられたと言われています。f:id:godmother:20080508035815j:image:w450:right

 天麩羅にするとにんにくの風味がほんのりしてパリパリと頂く感じは、スナック菓子でも食べているような感覚でいくらでも食べてしまいます。炒め物などでは茎の部分がしゃきしゃきと甘く、山菜ならではの味わいです。実家の母も楽しみにしているので、そろそろ送ってあげないといけません。

 天麩羅にするときは、長い葉を少し短く切って洗ったあと、葉についた水滴を活かして小麦粉をまぶしつけます。この小麦粉に誘われて衣液が絡みます。全体に軽い衣にして、180度の揚げ油で2分程揚げます。軽く塩を振って頂くというだけですが、これが絶品です。そうそう、葉の先端を切ることで、風船のように膨らみませんので、爆発したり、油が飛び散って火傷したりしません。切り取った葉は、お味噌汁などにどうぞ。

鰆のレモン焼きレシピへジャンプ 昨夜は、鰆のレモン焼きがとってもふっくらと美味しく出来上がり、春の魚と山菜で満喫しました。スペイン料理なのですが、鯖や鰆をこの方法で焼きますと、臭みの無いあっさりとした味付けになり、身はふわふわにジューシーになります。我が家では塩焼きと同格の定番です。もう鰆も大きくなって昨日のは、60cmほどでした。二枚おろしにして、骨付きの半身はレモン焼きで、残りを4切れにして、2切れは西京味噌漬け、あとは三五八漬けにしたので2~3日の間で食べきります(これが結構なお楽しみなんですよ、実は)。

参考までに⇒ 鯖のレモン焼き レシピへ☛

      ⇒ 鯛のレモン焼き レシピへ☛

f:id:godmother:20080508035814j:image:w300:right材料

  • 行者にんにく・・150g
  • 小麦粉・・小さじ2
  • 揚げ油

揚げ衣

  • 溶き卵・・大さじ2
  • 水・・大さじ2
  • 小麦粉・・大さじ2

作り方

  1. 行者にんにくの葉の先端を少し切り落としよく洗って水気を切る。
  2. 揚げ油を180度まで余熱する。
  3. ボールに溶き卵と水を混ぜ合わせ、小麦粉を加えて軽く混ぜ合わせて揚げ衣を作る。 注)間違っても逆に混ぜないように!
  4. バットの上で、葉を広げながら小麦粉を軽くまぶし、揚げ衣にさっと通して2分ほど揚げて衣に完全に火を通す。
  5. 衣が軽く揚がったら引き上げて油を切って出来上がり♪

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