コシアブラとタラノメの天麩羅とコシアブラのお浸し:山菜づくしなの!
【コシアブラ】
諏訪のどこかの山で採ったばかりだといって、ご近所のおぃちゃんが届けてくれました。そう、秋に茸を頂く方です。夕食の仕度を始める前に心得てのことか、いい時間に届けに来てくれるんですね。ありがとう。タラノメは多くの方が知っていると思いますが、コシアブラは最近栽培物がこのあたりでも出回っています。全国ではあまりプピュラーではないかも知れません。タラノメよりもずっとあくが強いのですが、天麩羅にすると濃厚な旨味に変わって、噛めば噛むほど味わいが深くなります。ここ数年でグッと諏訪の山菜の旨味にはまってしまって、この私が、あくがこんなに好きになるとは想像もしていませんでした。この私というのは、やはり「東京から来た人」の、よそ者感を自分自身が持っていたのだと思います。ここで更に、畑など始めてしまってこの先どうなるのかなと、少し不安なような、楽しみなような(あまり楽しみでもないか)。ウコギにとってもよく似た木の芽の味だなと、調べてみたらやっぱりウコギ科でした(☛参照)諏訪でこの様な幸せをもらって、いっとき、ぼんやりしてしまいました
【タラノメ】
普通の天麩羅と同じですが、入り組んだ葉の間にも衣をたっぷり通したいか、表面だけ覆うようにしたいかでやり方が違います。入り組んだ部分にも充分衣を通して、大きく広がったような天麩羅にしたい場合は、分量よりも水をやや多めにして、緩めの衣に材料を通します。小さめにまとめたい時は、表面に小麦粉を軽くまぶしてから衣に通すと粉に誘われて衣が付きますので、入り組んだ部分へは衣が浸透しません。ちょっとしたことですが、これも使い分けると粋です。
上げる温度は180度をキープしながら揚げるといいのですが、これが結構難しいです。大雑把な言い方ですが、揚げる材料が締める面積を、鍋の表面積の1/2~2/3にとどめて置くと失敗しにくいです(間違いなく失敗しません!)。
材料
揚げ衣
- 溶き卵・・大さじ2
- 水・・大さじ2
- 小麦粉・・大さじ2
お浸しの出汁
- 10:1:1の割合で鰹出汁:醤油:味醂を混合した煮出し汁・・100cc(参照)の浸し汁に浸します。
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