2008-05-18

竹輪の開きの天麩羅:子どもの大好物!

f:id:godmother:20080518043247j:image:w450:left

 昨日は、朝の早いうちに畑で2時間ちょっと過ごしました。主に草引きと、ほうれん草や小松菜の間引きが目的でした。小さな種を一列にパラパラしただけのような種蒔きでちゃんと芽が出てくるのかと、最初はドキドキしていましたが、やがて本葉が出ると「間引き」という作業が必要になってくるわけです。これをやらないとそれぞれの株が育つための充分なスペースが確保できないため育ちにくくなります。この様な当たり前のことも今まで知らずに、間引き菜を頂いていたのですから呆れました。間引きの作業で面白い発見がありました。種蒔きしたあと、発芽の不安やら、その後の期待などの思い入れがあって、せっかく生えてきた芽を小さいうちから引き抜くというのは、大げさですが断腸の思いといいますか、それなりの思い切りが必要です。母親というのは、赤ん坊を産むということで自分から切り離して分身を作り、育ててきたということを経験しているからか、私は将来育つための行為として間引きを受け入れられますが、夫はダメですね。普段ちょっと偉そうにしている夫が見事に、未練たらしく、情けないその思いを言葉にしながら、私が引き抜いた小さな芽を見つめながら、ぽつり、ぽつり何やら言っているんですね。男親と女親の違いを畑の作業でこんなに顕著に観られるとは思いもしませんでした。畑というのは、いろいろなことを教えてくれるものだと思います。

f:id:godmother:20080518042152j:image:w350:right 帰りに、なんとなく子ども達は今頃遠くでどうしているかなと、ふっと思い出して、給食のメニューで大好きだった竹輪の天麩羅が無性に食べたくなりました。変な流れなんですけど、食べたいものってこんな風に湧いてくるものです。

 竹輪を開いて内側に筋目を入れて楊枝で固定してから天麩羅の衣に通して揚げます。練り製品は強火でいきなり揚げると、空気が膨張してパンパンに膨らんでしまいます。そのあとは水分も蒸発して身が固く締まってしまいますので中温(170度くらい)でゆっくり揚げると失敗しません。竹輪が空気を含んで膨らみ始める前に両面の衣が揚がっているのがいいタイミングです。

 四国の土佐の友人が送ってくれた淡水の青海苔を衣に混ぜたので、大変いい香りでした。一緒に鰤の照り焼きと蒸した野菜やトマトなど頂きながら、この夏、畑からどんな贈り物が届くかと楽しみになりました。

鰤の照り焼き ☛レシピへ   

f:id:godmother:20080518042153j:image:w300:right材料

  • 竹輪・・2本
  • 楊枝・・6本
  • 揚げ油・・適宜
  • 天麩羅の衣

天麩羅の衣

  • 小麦粉・・大さじ1.5
  • 溶き卵・・大さじ1
  • 水・・大さじ2
  • 青海苔・・適宜

作り方

  1. 竹輪に縦に包丁を入れて開き、端から浅く小刻みに筋目を入れる。
  2. 3等分して楊枝で開いた状態になるように固定する。
  3. 揚げ油をひに掛けて170度まで温度を上げる。※目安は衣を落としてゆっくり一度沈んでから直ぐに浮いてくる感じ。
  4. ボールに溶き卵と水を混ぜ合わせてから小麦粉を加えて衣を作り、青海苔を混ぜてから竹輪に絡めて揚げる♪

|

コメント

そうやね~思い切りのよさっていうのは女の方が上かも知れないね。ところで竹輪の天ぷらっていうのは「立ち食い蕎麦」上にのせて食べるが大好き!美味しいよね。

投稿: QDtank | 2008-05-18 13:12

QDtankのとうちゃま》 こんちは。
立ち食い蕎麦のイメージでしょうかね。竹輪というと日本を代表する、もろ庶民感覚な食べ物ですよね。昔は竹輪と言っても魚のすり身の分量が多かった様な食感を覚えています。長崎の市場で今でも売っている竹輪ならぷりぷりで美味しいのです。あ、食べたくなりました。

投稿: godmother | 2008-05-18 15:44

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 竹輪の開きの天麩羅:子どもの大好物!: