鶏胸肉とトマトのサラダ:あわせて頂くトマトウォーター
簡単で、美味しくてごめんねー!な、和え物的サラダです。鶏の胸肉にしっかり下味をつけて中温で炒めて冷まします。ここでもう一度レモ汁を回し掛けてそのまま室温でゆっくり冷まします。以前下味付けの極意で紹介しました方法(☛レシピ参照)で、繊維に沿って平行に細長く切った肉に胡椒、オレガノ、レモン汁、塩、片栗粉、オリーブオイルの順に揉み込んでしばらくおきます。これは➀香り(胡椒・オレガノ)➁旨味(レモン汁)➂味の定着(片栗)➃封印(オリーブオイル)の要素で使用しています。いつも言うことですけど、料理に味が染み込むのは、冷める時です。ここでのレモン汁は、冷めてトマトと和えた時に、トマトがグッと甘く感じられ、それでいて胸肉に旨味がのるという二役を担ってくれます。実はトマトから「トマトウォーター」を先に取ってしまって水分と一緒にトマトの旨味も頂いた後の残ったトマトでした。普通はこのトマトのカスは煮込みやトマトソースを作ってしまうのですが、今回は軽く塩をして1時間ほどだけ笊で水分を落としたので、もしやサラダでもイケるかな?といった実験でした。一昼夜も置くとかなり水分が抜けてしまうので、半信半疑でした。400gのトマトから約100ccのトマトウォーターを採取して、これを飲んでから食事を頂くというのは大変贅沢なことです。美味しいですよ!是非一度試してみてください。
そうそう、一滴のオリーブオイルは必須ですよ。トマトはビタミンAですから脂溶性です。油で炒めたり油と一緒に食すことでビタミンが吸収されます。トマトウォーターの表面の少し色の違う部分がオリーブオイルですよ。食前酒のように一口頂きますが、凄く爽やかで甘くてこれからの季節に強くお勧めです。トマトからどれほどの水分を取るかで切り方も変わります。小さく切るほど表面積が大きくなってその分、水分も取れますが、今回のようにサラダに和えたりするつもりがあるような時は、2~3cmの乱切りにするといいと思います。いずれにしても笊の上に不織布やキッチンペーパーを敷き、軽く塩をして、下にボールを置いて気長に水滴を落とします。これだけです。トマトの季節が到来する前に一度試して、嬉しい勢いでベランダ菜園への道を築くと。良いモチベーションだと思いますよー!
- 鶏・・胸肉・・270g(1枚)
- 完熟トマト・・400g
- ピーマン・・1個
- レモン汁・・大さじ1
下味付け調味料
- 胡椒・・小さじ1/2
- オレガノ・・小さじ1/2
- 塩・・小さじ1/3
- レモン汁・・大さじ3
- 片栗粉・・大さじ1
- オリーブオイル・・大さじ1
作り方
- トマトは2~3cmくらいに適当に切り、笊にキッチンペーパーを敷いてトマトを乗せる。
- 塩(分量外)を軽く振ってボールに乗せて、そのまま1時間置く。
- 胸肉の皮をはがして、をまな板に横に置いて5mm間隔に削ぎ切り、少しずつずらして重ね置きする。
- 更に5mm間隔で細長く切りボールでし味付け調味料を順番に揉みこみ10分置く。
- 鍋を中火にかけ、胸肉を炒るように菜箸で転がしながら炒めて火を通す(油は使用しない)。
- 直ぐにレモン汁大さじ1をまぶしてそのままゆっくり冷ます。
- ピーマンをみじん切りにする。
- 胸肉が冷めたらトマトとピーマンのみじん切りをさっくり和えて出来上がり♪
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コメント
トマトウォーターは姉さんに聞くまで思いつきもしませんでした。ミキサーでトマトジュースを作って時間がたつと分離してしまうな~と思ってたくらいでした。トマトの素材に耳を傾ける作業はまだまだ未熟でした!よしっ!トマトウォーターを楽しむぞーーーー!(* ̄0 ̄*)ノ オォー!
投稿: まるちゃん | 2008-05-11 08:17
まるちゃん》 そう、その分離した上澄み液です。届いたトマトが完熟状態だったので、しっかり作っていますぉー。美味しかった!やっぱりトマトが美味しいからに決まっているけど。
ところでPちゃんが休止しているよ。ゲスブも昨日は閉じていましたねー。何があったのでしょう。
投稿: godmother | 2008-05-11 08:30