おこぎ(ウコギ科)のお浸し
急に寒くなって雪が降ったり、朝方マイナス気温になったりして冬に逆戻りしたかと思うような陽気が繰り返し起こるのがこの地域の初春です。昨日の朝もマイナス5度でした。やっと草木が芽吹いた新芽も縮こまるようです。このような陽気でもゆっくりじっと育ち始める新芽をすっかりもぎ取られて、「美味しい」と喜ばしてくれるのですね。
ここの地では「おこぎ」と呼ばれてるいますが、どうも調べるとウコギ(Wkipeda参照)というのが本名らしいです。手早く茹でて歯ごたえを残してお浸しにするのが好きで、独特の風味とちょっぴり苦味があって春を印象づけてくれます。他には、天麩羅やおこぎ味噌(蕗味噌を作る要領で)で頂きます。
今年は畑に行くついでにいろいろな副産物が沢山手に入った春ですが、いつの間にかその時々に食べた季節の物で印象付けされています。きっと来年は、「去年の春は・・・だった」と振り返っては、同じ事を繰り返して歳をとっていくのですよね。
本当にさっと茹でて水に放って冷まし、青々と色止めしたらお浸しの出汁に浸してふんわり器に盛り付けるだけです。とびっきり丁寧に鰹の出汁を取って(参照)10:1:1の割合で出汁:醤油:味醂(参照)の浸し汁に浸します。
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コメント
( ゜▽゜)/コンバンハ、あきこ姉さん。春の苦味はご馳走ですね。この時期、しっかり頂たいものです。高知でもイタドリや独活の季節になりました。春の苦味は、私達の体の記憶の奥底に根付いているもんですよね。しっかりと伝えて行きたいです。そうそう、高知にもカンゾウ料理がありました。胡麻和えや松の実和えなどです。d(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ
投稿: まるちゃん | 2008-04-03 22:06
まるちゃん》 おはよう。
毎年春の苦味の話を私たちはしているらしいですね。どうも。
野カンゾウはあっという間に伸びるので切っても切っても次々に生えてきますので安心してばっさりやっています。気をつけて見ていると見つかるはずなので、来年は是非に!
投稿: godmother | 2008-04-04 08:37
この地では「椿系」の新芽を食べるのです。やっぱほろ苦くて春の味ですな。
投稿: QDtank | 2008-04-11 12:35
QDtankとうちゃま》 ですね^^
投稿: godmother | 2008-04-11 16:30