真鰯(まいわし)のトマトクリームソース煮
鰯がこんもり太っていて、よく脂が乗っていましたので久しぶりに鰯のトマトソース煮です。頭から丸ごと食べられるように下ごしらえをしっかりします。小麦粉を軽くまぶして、から揚げにした鰯が準備できたらソースを作ります。にんにくと玉葱を炒めてトマトピューレーで少し煮込んで、最後に生クリームを加えてまろやかでリッチなソースに仕上げます。加える茸は、マッシュルームやエリンギ、シメジなど何でも合います。
中骨に包丁を入れて小骨が切り離してあると食べやすくなりますし、中骨もカリカリに揚がるように、ちょっと変わった方法でおろします。まず腹に包丁を入れて内臓を引きぬき、えらを外して一緒に心臓も取り出してしまいます。背びれを中心に頭から尻尾に掛けて背側に二本、平行に包丁を入れてこの部分だけ三枚にします。以前キスのから揚げを作った方法です。この方法で揚げると、誰でもまずお皿を覗き込んで興味津々になります。続けて箸をつけてみたくなり、「全部食べられるよ」とか声を掛けると、「えっ、ほんとうにー」とか言いながら子どもは食べます。あ、うちの夫もだ。何を隠そう、夫は鰯の小骨でさえ喉にひっかかるようなやわな人です。ま、こんな会話などもしながら是非試してみてください。
材料
作り方
- 鰯の内臓とえらを取り除いて塩水で洗って水気を切る。
- 鰯に軽く塩を振って15分ほど、塩が溶けて水っぽく浮いてきたらキッチンペーパーで吸い取って臭みを取る。
- 玉葱とにんにくをみじん切りにし、シメジはほぐしておく。
- 背びれの片側に包丁の先を入れて、中骨に付属している小骨を切り離すように尻尾付近まで切り裂き、反対側も同じように包丁を入れてこの部分だけ三枚にする。
- 揚げ油を火にかけている間に鰯の表面、腹、えら蓋の内側、開いた背の内側に軽く小麦粉をまぶして余分な粉を落としておく。
- 油の温度が180度になったら鰯を揚げる。上げる音が小さくなって鰯を箸で持ち上げてみてフワッと軽く感じたら油きりに取り出す。
- フライパンにオリーブオイルを引き(分量外)、にんにくと玉葱をしんなり炒め、トマトピューレーを加えて5~6分煮込む。
- 白ワインを加えてアルコールが飛んだら、シメジと鰯を並べいれて5~6分煮込み、最後に生クリームを加えてさっと混ぜたら出来上がり♪ ※生クリームを加えて煮込むと分離して風味がなくなるので混ぜる程度。
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