やっぱり実家でも昔を懐かしんだ鮎
昨夜、実家の母から電話がありました。
最近は少し、片方の耳が遠くなったというので電話が億劫になったとも聞いている。そして、昔の人らしく、電話は手短に用件を済ますという主義。(ここは、私は真逆で、だらだらと喋り捲るので、自重。)何のことかと耳を凝らしてじっと聞いていましたが、暮れに私からお裾分けした鮎の塩焼きが美味しくて、丸ごと全部食べたという話。ここからいっこうに本題に入らないんです。やっと照れくさそうに「美味しかったって言いたかっただけよ」と、それが言いたくて電話したのだというわけです。これは、私にとっては、鮎が美味しかった話よりも一大事のレベルの驚きでした。
電話を切って、何となく感慨深いものがありました。昨年の暮れに送って頂いた四万十川の支流で育った鮎の、あの素晴らしい香り。それを塩焼きで頂いた時、30年以上前の食卓を思い出していました(参照)。家族と共に囲んだ食卓の、あの光景や会話。今思うと、あのような光景は、労働者階級の家庭では普通でした。山や川から自然の食べ物を頂き、屈託のない会話をしながら夕食を食べるということが普通にあることでした。おすそ分けの鮎を食べながら、きっと母も同じように懐かしんだのだと思います。あの頃は、「釣ってきたのっ!またー!」と、父の戦利品を煙たがるほど、毎週末は鮎でした。時々、ご近所や友人宅に届ける始末で、それは私の「お使い」でもありました。かなりありがた迷惑と思っていましたが、このような事が普通の家庭のことでした。
こういう普通の暮らしを今の子ども達にもさせてあげたいです。
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コメント
喜んでいただけて、めちゃ(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)ウレシーーー!!です。ペコリ(o_ _)o))。思い出の味ですね。また、うちの陸釣り名人(義父)に言っときます。あの~、すみません仁淀川の鮎ですた。うちの近所の川で四万十川に並ぶ1級河川です。ここではゴリ、鮎、ツガニなど様々な幸が獲れます。高知の宝です。
投稿: まるちゃん | 2008-01-12 17:56
まるちゃん》 河の名前なんて関係ねェ~♪いいんだよ!でも、次の時言っておくよ^^;
親父さんが釣りをやめたのは理由は、釣れなくなったからだそうで、本意ではないらしいです。山の幸で言うとむかごや山の芋。でも、お正月に美味しい大和を持っていったら、やはり昔と似た味だと喜んでいました。くれぐれも、又お願いね!
投稿: godmother | 2008-01-12 18:06