おぼろ豆腐のあんかけ茶碗蒸し
夕方4時過ぎると薄暗くなってきて、1時間もすると日中暖められた部屋もどんどん冷え込んできます。この温度差が諏訪では大きく、特に霧が峰から冷たい空気が降りてきて、ここら辺を冷蔵庫のように冷たく包み込みます。隣の茅野市は八ヶ岳の裾野で寒天の里ですが、この温度差が必要なんですね。林檎に甘味が乗るのもそういう理屈なんですね。凍りついた漬け床を割って取り出したばかりの野沢菜が美味しいのも、こういう理屈なんですね。いろいろと恵まれている事もあるんで、我慢強く生きてきた高齢の方にとっては、お互いを励ます挨拶みたいになっています。私はここでは新入りなので、偉そうな事は言えません。ただね、我慢して辛抱強く生きてきたというのはあまりにも悲惨で恵まれない感じ。そういう世代とはチョッと感覚が違って、自分のどんな位地でもここで生きるということが、腹に落ちていないといろいろ出てきます。その点ではただ未熟なんだなと思うだけです。
さて、おぼろ豆腐の話し。知ってるよね。豆腐を作るときに固める為に「にがり」を入れるけど(塩を精製した後に残った成分)、固まって直ぐに熱い鍋から掬ったのがおぼろ豆腐といって、大豆の香りと甘味が最高に美味しい。今ではこの状態でスーパーに売っていますね。もしくは、無調整の豆乳ににがりを入れてレンジでチンしてもできます。夏場は冷たく冷やして奴で頂きますが、一度に500cc作ると2人では残るので、これを茶碗蒸しにします。もちろん始めから茶碗蒸しの目的で作ってもかまわないのですが、葛あんをたっぷり乗せて山葵で頂くのは格別に美味しいです。黄菊を乗せてみたら、これがまた甘くて美味しかったです。器におぼろ豆腐を適量入れて7~8分ゆっくり蒸します。鰹出汁にすき焼の割り下で少し濃い目の味付けにしたとろみあんを乗せて、1分ほど蒸したら出来上がりです。ちょっとしたことですけど、おぼろ豆腐は湯豆腐のようにするとせっかくの旨味が台無しなりますから、こんな食べ方もお勧めです。昨夜は、鯵のフライと一緒に頂きました。
材料(2人分)
- おぼろ豆腐・・茶碗蒸しの器に2人分(300g)
- 茹でた黄菊・・大さじ1
- 山葵・・適宜
葛あんの材料
- 鰹出汁・・100cc
- すき焼の割り下☛・・大さじ1
- 葛粉・・小さじ1.5+水小さじ1.5
作り方
- おぼろ豆腐を耐熱の器に八文目まで注ぎいれ、蒸気の上がった蒸篭(鍋に水を張って直接器を置いても可)で7~8分、中火で蒸す。
- 小鍋で鰹出汁、すき焼の割り下をあわせて沸騰させ、溶いた葛粉を加えてあんを作る。
- 蒸し上がったおぼろ豆腐に黄菊を乗せ、全体を覆うように葛あんを乗せ、再び1~2分蒸して出来上がり♪
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コメント
ほんとに朝晩は、寒くなりましたね。
トロっとしたアンは、身体が温まりそうですね。
投稿: Pちゃん | 2007-11-26 06:34
Pちゃん>> おはよ。
やっぱりさ、Milk Seafood Nより、この方が落ち着くわ!ね。
おぼろ豆腐の出来立てに勝るものはないけど、これ、イケるよ。
そう言えば、沖縄の豆腐もかなり美味しいらしい。作り方も半端じゃないやつ。あれ、一度食べてみたい感。
投稿: godmother | 2007-11-26 06:44
あきこ姉さん、(*^o^*)オ (*^O^*)ハ (*^。^*)ヨー!! 高知も少しずつ寒くなって来ました。おぼろ豆腐、いいですね~!にがりは常備しているので豆乳を買ってきて、作ってみようかな~。ほっこり、ぬくぬく、はふはふして食べたいです。
投稿: まるちゃん | 2007-11-26 10:20
豆腐好き我が家には、あったかくてピッタリなお料理ですがっ。
わさびを乗っけたら絶対うまいですね!息子に合わせて、わさびなしでも十分イケそうです♪
投稿: ヘビメタ母 | 2007-11-26 10:41
まるちゃん>> こんちは。
茶碗蒸しのように時間をかけずにできるし、食感は卵の茶碗蒸しと同じ。大変日本の味!ホッとします。お宅ならきっと500gくらいお代わりで食べちゃうかもよ。
投稿: godmother | 2007-11-26 17:10
ヘビメタちゃん>> 大人には山葵、子どもにはそのままでもいいかも。一生懸命ふ~ふ~して食べるんじゃないかな?
豆乳で作ったおぼろ豆腐は、かなり美味しい!!試してみてね。
投稿: godmother | 2007-11-26 17:12