蕪の菜飯:塩味
うちでは、菜飯にする葉は、蕪か大根の葉が殆どです。しかも、今のこの時期のものは大変美味しい。高原野菜だと夏場でもある程度葉がついてますし、蕪は一年中と言っていいほど見かけます。そして、大根や蕪を料理する目的が根のほうが多く、葉は味噌汁の具やご飯、漬物でしょうか。正直な話、夏場は農薬が大変多く、葉を積極的に食べたいと思いません。流水でかなりよく洗い流す必要がありますし、水分が多く、菜飯にするには味が薄いです。水分が少なく味が濃く、低温で育った今の時期の野菜がお勧めです。
味噌味にしたり塩味にしたり、甘くない梅漬けを刻んで入れたり。そう言えば、市販品で菜飯の素のような、乾燥させたものもありますね。先シーズン、自家製の干し肉と蕪の葉をご飯に炊き込んだのを作りました。中国の古くからある炊き込みご飯の話でした。
葉を炊き込むと鮮やかな色は失われますが、ご飯全体に香りが広がります。シャキシャキした食感を残す方法としては、炒めて水分を飛ばした上で味付けし、小女子や胡麻と一緒に炊いたご飯に混ぜます。咀嚼している内にまるで漬物と一緒に食べているようで、それが正に和食という感じでしょうか。大根よりも蕪の葉を好みますが、組み合わせを変化させると広がりのある楽しいご飯です。 画像からレシピ記事へどうぞ
材料(ご飯3合に対して)
- 蕪の葉・・蕪3個分
- 小女子・・大さじ2
- 塩・・小さじ1.5
- 白すり胡麻・・大さじ2
作り方
- 根元から蕪の葉を切り落とし水洗いする。
- 葉と茎を時間差で炒めるため、それぞれを1cmの微塵切りにする(一緒に炒めるとどちらも中途半端な炒め方になるので丁寧に)。
- フライパンでオリーブオイル小さじ1(分量外)を中火で熱し、茎を炒める。油が回ると水が出始めるので、しんなりするまで炒める。
- 続いて葉を加え、しんなりしたら塩を加え、出てきた水分を蒸発させるように炒りつける。
- 全体がパラパラしたら小女子を加えて、火が通る程度に炒りつける。
- 炊けたご飯の入っている炊飯器に移して、煎り胡麻と一緒に混ぜ込んで出来上がり♪
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