だまこ鍋(汁):ご飯の団子鍋
昨年、秋田の旅館で教えてもらってから、鍋というとこのだまこ(団子)を入れるのが我が家の定番になりました。暑い夏には思い出しもしなかった鍋料理ですが、涼しくなってくると途端に「待ちわびていたよ」という気持ちがはやります。だまこに出汁をしみ込ませて頂くので、もちろん鍋の出汁はよそって食べるのに充分な味付けをします。秋田の味付けは平均的に濃い方だと思います。その辺は、言ってみれば健康にはあまりよろしくないことですが、毎晩というわけでもないので家庭の考えで、と。コクや適度な脂などの面で、比内鶏が一番美味しい出汁が取れますが、無い時は地鶏。 それも無い時はしません。色々な育ち方をした鶏肉を使ってみましたが、この2つに敵うものがなく、満足できないものにお金を使うのは一番の無駄と思います。と言うか、料理はある意味、妥協しないのが贅沢な部分です。この鍋の「格」を下げたくないので、秋田の旅館に失礼のないように紹介したいです。また、地鶏からは、殆どあくが出ませんね(これはチョッと不思議です)。因みに、細長く作った「きりたんぽ」(炭火で炙ったもの)で、きりたんぽ鍋の作り方は同じです。但し、芹と舞茸は欠かせません。ベランダの芹が伸び始めていますので、少し先を楽しみにしています。
【参考:きり田んぼ鍋:画像をクリックしてレシピページへ】
材料(2人分)
- 地鶏・・もも1枚
- 鰹出汁・・800cc
- 牛蒡・・細め1本
- 長葱・・1本
- 椎茸・・4~5枚
- 木綿豆腐・・半丁
- ほうれん草・・1/2束
- じゅんさい・・カップ1(無くても可)
- 醤油・・カップ1/2
- 酒・・カップ1/2
- だまこ・・ご飯2杯分
※じゅんさいは、保存品使用(旬の時期に茹でてチルド保存したもの)
作り方
- 鰹出汁を取る。出汁の取り方参考☛
- 土鍋に鰹出汁、一口大に切ったもも肉を火にかけ、沸騰したら弱火で10分鶏から出汁をとる。
- 出汁を取る間に、だまこを作る。
- 牛蒡の旨味のあくを抜かない為、ここで手早く笹がきにして直ぐに鍋に加え、火を通す。
- 牛蒡が透き通ってきたら醤油と酒を入れて、薄めの味付けで下地を作る。ほうれん草とじゅんさいを除いた材料を並べ、火が通ったら+だまこ、ほうれん草、じゅんさいを加えて出来上がり♪
だまこの作り方
- 炊き上がった熱々のご飯をボールに取り、麺棒かコップの底などで半潰しにす
- 手に塩をしながら(塩水でも)直径3cmくらいのボール状に丸める。
※ご飯が熱いうちに手早く作ると、表面がテカテカと艶よく仕上がります。
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コメント
わぁ、だまこ鍋^^美味しいんですよね。だまこに鶏とお野菜の味がしみこんで。じゅんさいが入るのが堪らないのよね。
でもなかなか家では材料が・・・。
これはやっぱり大好きなハタハタ鍋と共に秋田までそのうち食べに行くしかないのかなぁ???
投稿: tomo | 2007-10-12 11:14
tomoちゃん>>なかなか全部揃わないですよね。あっちとこっちっじゃね。何度も色々食べたけど、鶏肉と舞茸、牛蒡、芹(なんだよ!これじゃ全部だね^^;)が揃ったら、きりたんぽは無くても、だまこで十分かな。こっちは今日は、北から風が吹いています。寒くなるのかなー。
投稿: godmother | 2007-10-12 11:49
黒板消しありがとう!リンナ先生に一個あげる約束してるんだ。かまわないかな?
だまごってスープが染み込んだら美味しそうだね。
煮崩れしないようにぎゅっと握るのかな?
投稿: QDtank | 2007-10-13 13:23
とぉうちゃん>> だと思ったよ。人事とは思えないような喜びようでもあったかな?そう言えば。どうぞ、お好きなようにしてください(^^)v。日本の気の香りがするよ。きっと父ちゃん恋しくなって泣くかも。
炊き立てのご飯なら簡単に潰れるので、粘度遊びの要領で直ぐに丸くカッコよくなり、硬さもそれなりに出来ます。握るほどの事はないと思いますよ。
投稿: godmother | 2007-10-13 16:30