みず玉(ウワバミソウのむかご)のお浸し
【甲斐路】
ウワバミソウは蕗に良く似て茎が長くなり、夏は、この茎をお浸しなどにします。秋になると葉の付け根に実(むかご)をつけます。先日、秋田で初めて食べて感激しました。15cmくらい茎の先につながったムカゴは、首飾りのように鮮やかな緑色をしていて、始めムカゴとは気付きませんでしたが、その食感で確信しました。シャキシャキとしていて、モッチリねっとり感があります。火が通ってくると茶色の実は次第に鮮やかな緑色に変化します。茹ですぎないように硬さをみて、食感を残すといいです。野草を美味しく味わえる幸せは、他にないなんだか拾ったどんぐりを愛おしく思えたりする感覚と似ています。
田舎暮らしが長くなりましたが、いまだに季節の変化を草花で味わえることに癒されています。娘も時々連絡をしてきて、羨ましがります。野菜の味が全く違うことが一番でしょうか。生まれた土地から離れてみると、そのよさが滲んできて、故郷と呼びたくなるのでしょね。
材料
- みず玉・・300g
- お浸しの出汁・・600cc(☛レシピ)
- 10:1:1(と覚えておくと便利です)
作り方
- みず玉を水洗いして、沸騰したお湯で茹でる。
- 再沸騰したら直ぐに取り出しあらかじめ用意した出汁に漬け込み、煮立ったら硬さをみて火を止め、そのまま冷まして出来上がり♪
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コメント
まさにその土地ならではの味ですね。シャキシャキして美味しそう。
これってただ単にみずと呼ぶものと一緒なのでしょうか??みず玉って言うくらいだからきっと同じものですよね。なんか前に秋田のじゅんさい鍋に入ってるのを見たような??うろ覚えなんですけどね^^;
投稿: tomo | 2007-10-10 12:38
tomoちゃん>> そう、秋田では「みず」と呼んでいました。だからみず玉とも呼ぶそうです。tomoちゃんがじゅんさい鍋で食べたのに入っていたと思いますよ。秋田の友人は入れると言ってました。でも、その鍋は、かなり秋田の純な料理屋さんだと思います。なかなかお店などでは扱わない代物です。tomoちゃんはラッキーよ!
投稿: godmother | 2007-10-10 13:46