根曲がり筍汁:長野県小布施(おぶせ)地方
一週間のご無沙汰でした。昨日無事に秋田から戻りました。家の匂いというのはあるもので、一週間ぶりの家に入ると懐かしい匂いがしました。息子達が帰省した時に必ず言う台詞「これこれ、この匂い!あぁー家の匂いだな」の感じでした。
<秋田の初夏の田園は、鮮やかな緑のじゅうたんのようで涼しげでした。でも、少し蒸し暑く、早く梅雨が去ってカラッとした夏の暑さが来ないかと、待ちどうしく感じた日もありました。せっかくの機会でしたので、じゅんさいの里、山本町の沼に行って自生のじゅんさいや、蓮の花などに触れることが出来ました。
息子達は元気で、そっけなく、久しぶりに会うと照れる年頃なんでしょうか。変なタイミングで敬語など使ったりして、自分で噴出していました。少し逞しさを増して、青年らしさを感じました。中高生の時期の成長は早く、どんどん変化していっているようです。些細な事も見逃さずに、自分の目に焼き付けて帰ってきました。
帰り道、長野県の小布施というところを通りかかって、今が旬の『根曲がり筍』という、姫筍に似た筍を買ってきました。名前の由来は、読んで字の如く根が曲がって生えているからで、小布施地方のごく一部にしか自生していないそうです。お店の方のお勧めは、皮を剥いて鯖の水煮缶を加えた味噌汁にすると絶品とのこと。他の具材は何でもお好みでいいということでした。早速、新鮮なうちに頂く事にしました。筍のあくも無く、皮を剥いて適当な大きさに切って炒り子の出汁で柔らかくなるまで煮て、後は普通に味噌汁を作る要領で、最後に鯖缶を加えて味噌を溶き入れます。味噌の風味とあっさりとした鯖の出汁が効いて、筍の香りと食感に大変合う味噌汁になりました。
- 根曲がり筍・・一掴み
- 鯖の水煮缶・・1缶
- 生椎茸・・4個
- 人参・・小1本
- 木綿豆腐・・1/3丁
- 油揚げ・・1枚
- 小松菜・・適宜
- 炒り子出汁・・800cc
- 味噌・・適宜
作り方
- 炒り子出汁を取る。根曲がり筍の皮を剥き、野菜を適当な大きさに切る。
- 炒り子出汁で筍、人参、椎茸を中火で煮る。沸騰してから10分ほどで筍の硬さを見て、柔らかくなったら豆腐をちぎって加える。
- 油揚げ、ほぐした鯖を加えて味噌で味を整え、最後に小松菜を散して出来上がり♪
コメント
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投稿: godmother | 2007-07-05 04:57