習字に思う:幼い頃の頑張りは、普通に必要なストレスだった。
大昔、お習字を10年ほど習っていましたが、その先生は何年間も自分のお手本をなぞらせるだけでした。何年もです。幼い子ほど、単純なその作業に嫌気が差して、半年も続かない子もいました。私はというと、自分で決めたことだから続けていたという程度です。ところがある時突然、お手本を横に置いて自分で書くようにと指示が出たのです。気持ちは嬉しいのに、真っ白な半紙に筆を下ろす勇気がないという情けなさでした。ここで思い知りましたね。単純作業のなぞるという事で、学ばなかった自分。先生にもう一回なぞる練習に戻して欲しいと頼みたいのは山々でしたが、またあの練習かと思うと、何が何でもやっちゃるー!と、頑張ったものでした。
最近は、痛ましい事が続きますね。沢山の情報から人を隔離する事は出来ません。INTERNETで見た事は、事実ではないのですから実際やってみる事は大事です。でもね、幼いころ虫に触ったことも無い、蟻を踏んだ経験も無い青少年に今から『死』を教えるのは誰でしょう。
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