2007-04-15

白小豆の甘煮

白小豆との出会いは、忘れる事のない衝撃でした。

 三人の子どもの真ん中の息子が、秋田の高校に入学し、下宿でお世話になる事が決まった時です。下宿のおばちゃん(ババちゃんと皆から呼ばれている)に、ご挨拶で訪問した私達に「お茶っこでも飲んで、休んでけれ」と、出してくれたのです。

 白小豆がこの世に存在する事さえ知らなかった私は、ババちゃんから出てくる秋田弁の一言一言を拾うように、その話に聞き入ってしまった。

 作る農家も少なく、栽培も難しい白小豆がどんなに貴重な豆かということ。そして、その希少な豆を甘く煮て、さりげなく私達をもてなしてくれた気持ちが、何だか嬉しかったのを鮮明に覚えています。頂いてからホッと一息ついた時に始めて、緊張や不安が自分の中に存在していた事に気付かされました。それまでは、他県の高校入学の諸手続き、知らない土地に息子を置いて帰るために、親として出来る限りの事をやり尽くすというエネルギー。これらのことを片付ける為に、突っ走るようにしてきた緊張の糸が緩んで、本当にありがたい気持ちに転じました。

 このババちゃんに息子を託して置いて帰ることに、むしろ心地よさを感じられました。白小豆との出会いは、温かいぬくもりとして今でも感じています。秋田の帰り道やっと見つけた白小豆を煮ました。

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 赤小豆とは全く違って、風味、味共に上品な、くせのない豆です。少し白花豆にも似ています。和菓子によく使われるそうですが、一般に売っている事は皆無です。北海道や東北の一部の農家だけが栽培しているそうですが、殆どが京都の和菓子屋さんに卸されるそうです。

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 豆の煮方はいろいろですが、味付けの基本は何と言っても『豆が柔らかくなってから味を付ける』に言及します。その為に、炊飯器を利用したり、煮こぼしたり、余熱煮したりと様々です。

 今回は、前夜に豆を分量の水に浸して、充分ふやけた所で弱火で煮ました。途中水を足したり、こぼしたりは一切しません。手間もかからず、失敗の少ない方法だと思います。

材料

  • 白小豆・・カップ2
  • 水・・カップ6(豆の3倍量)
  • 砂糖・・1と1/2カップ
  • 塩・・ひとつまみ

作り方

  1. 豆をよく洗って、豆の3倍量の水に浸す(12時間は必要)。
  2. できればホウロウや、テフロンのような金気のない鍋に浸けた水ごと移し、始めは強火で煮始める。
  3. 煮立ったら、火を中火にして浮いてくるアクを取り除く。(小豆のアクは始めのうちだけです)
  4. ここから先は、火を弱火にして小豆が鍋で踊らないように静かに煮る。
  5. 煮えてくる目安は、水が半分位になる頃。指で小豆をつぶして、簡単に潰れるくらい(噛んでみて、小豆がホクッとしている)になったら、分量の砂糖の半分を回し掛け隙間を作って蓋をする。
  6. 10分ほどして、残りの砂糖と塩を加え、同じように半蓋にして更に煮る。この頃は、表面の水気が無くなり、フツフツと音がしてくる。
  7. 砂糖が全て溶けたら、火を止める。ここから味が染み込んでいく。

※煮上がった直ぐよりも、例えば昼間に出来上がった煮豆は、夜頃美味しくなります。更に翌日がもっと美味しくなります。

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 【waki_fabre2さん】


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コメント

おはようさん~「お茶っこでも飲んで、休んでけれ」温かさを感じ、安心して息子さん達を預けられて良かったね。ところで筋肉痛は・・・・・?(*’-’)フフ♪

投稿: anego | 2007-04-16 06:12

おはようございます。豆は難しいです。昔黒豆を煮た事がありますけど、固くなちゃってぇ~!失敗(T_T)

投稿: mimi | 2007-04-16 07:13

あねご 秋田の土地の事は知らない事ばかりですが、直感的に感じる事って、大切にしたいです。豆の煮方はどうしてる?これこそふうちゃんの専門か??薄い皮に傷をつけないようにゆっくり煮ながら面倒を見るのって、子育てのようです。

投稿: godmother | 2007-04-16 07:47

mimiちゃん あぁー、黒豆は確かに失敗する確率で言うと、難しいほうかもですね。でもね、皮が厚いので、一晩といわず、二晩でもふやかして、真ん丸になるまでしっかり水を含ませると違いますよ。小豆などで練習かな?(とか言っても、侮れませんけどね)

投稿: godmother | 2007-04-16 07:51

あ~~、甘いもの今いち苦手だからこれはもしかしたら無理かも><でもそんな私でも食べてみたいなって思わせるものだね。シンプルが一番美味しいと思うわ。

投稿: tomo | 2007-04-16 10:53

おはようございます。豆を煮るの昔料理教室でやったのを思い出しました。何か難しそうと思い以来敬遠していました。恥ずかしいです。

投稿: chobi | 2007-04-16 11:41

白いけど、これも小豆なんだぁ…豆は大好きだけど、自家製はいまだに成功したことがなく、ふじっこのお豆さんとかを買ってきて食べてます。息子にも気兼ねなく食べさせたいから、自分で上手に作れるといいなあ♪

投稿: ヘビメタ母 | 2007-04-16 12:53

tomoちゃん 苦手だったの~~(_)それはそれは、両党使いじゃないのね!この白小豆は是非一度口にして欲しいです。キッパリ!粒々の食感がたまらないです。

投稿: godmother | 2007-04-16 17:03

chobiちゃん もう、夕方になっちゃったー^^;料理の記事は、まだだね。恥ずかしさを言えるのは、きっと作りたいからでしょう?苦手克服して、頑張るんだよ!!

投稿: godmother | 2007-04-16 17:05

ヘビメタ母ちゃん 白小豆はともかく、豆の煮方は方法はいろいろだけど、失敗する原因は水の含ませ方に多くあると思います。沢山作って冷凍保存もできるし、他のお菓子の材料としても生かせます。出来上がって練りこむと、粒餡です。アンパンは最高ですよ!息子ちゃんの出番到来と相成りますね!!

投稿: godmother | 2007-04-16 17:10

こんにちは、はじめまして!この間初めて角館へ行って、白小豆を買ってきました。品の良いやさしい風味にうっとりして頂いてます。今度は、こちらにあるとおりに煮てみたいと思います。それから、もしよろしければ、わたしのブログ(はてな)に、こちらの頁を紹介させて頂いてもよろしいでしょうか・・?

投稿: waki_fabre2 | 2007-06-01 14:10

waki_fabre2さん こんにちは!ども。コメントありがとうございます。白小豆には魅了されてしまいますね。そうですか、角館で、入手されましたか。希少な白小豆に出会えて良かったですね。記事の紹介の件、どうぞ宜しく。駄文ですが引用して頂いても構いませんよ。またいつでも遊びに来て下さいね(^^♪』

投稿: godmother | 2007-06-01 16:12

こちらのURLをコピペさせて頂きました。ありがとうございました。希少だったのですか・・・もっと買っておけば良かったかな(笑)。

投稿: waki_fabre2 | 2007-06-01 19:02

waki_fabre2さん どういたしまして!そうです!希少かつ、貴重らしいです。もっと買っておけばよかったーと言うのは私の昨年の感想と同じですね。だから、今年があるのですよ。上手い具合に世の中回りますね(^^♪

投稿: godmother | 2007-06-01 19:41

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