私の御雛様(ヴェネツィアガラスのオーケストラ楽団)
長女が産まれた時に、母が「お雛様を買ってあげる」と、無事に産まれた娘のお祝いに声をかけてくれました。実は、今健在の長女は本当は次女で、長女は生まれて24時間の命でした。生みの親の私が「一番欲しい物を頂戴!」と言う気持ちが強く、このヴェネツィア製のオーケストラ楽団を買ってもらいました。これが、我が家の『お雛様』です。
私は、自分の産まれ故郷の長崎でこれを見つけた時に、自分では買えない値段で諦めていました。今思うと、初めての出産で不安の絶頂を向かえ、苦しい思いをしてやっと生まれた子の命がたったの一日。このダメージを埋めたい時に自分の一番の我が儘を言わせてくれて、叶えてくれた母の優しさが一番嬉しかったです。お雛様の記録です。
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