トマトの実家
物々交換で、各地の産物を調子よく頂いて喜んでいる私ですが、一昨日は高知県土佐市生まれのトマトが届きました。昨年9月頃から食材の勉強として、このトマトの生育をずっと追っかけしてきました。ハウス栽培で、低農薬・有機肥料・節水・低温管理の元で甘味と酸味のバランスの良いトマトです。実際、食べてみて頷ける・・見事な出来栄えに驚きました。日本では、トマトは夏野菜としての認識ですから当然、時期外れの冬生まれには、興味がない私でした。
『腹の立つこと』の記事で、輸入野菜や日本政府についてが有りますが、日本の農家に元気になってもらいたい事や、それを支えるのは一体誰なのかと、皆さんには一緒に考えて頂きました。「興味のない自分」で、見向きもしないでいてなんという『頑固者』なんでしょうね。矛盾だらけの所からでしたが、栽培する野菜が教えてくれる事は、栽培農家の生き様そのものだと思います。『子は親の鏡』という言葉が有りますが、言ったようには育たない。やったように育つという事だと、思い知らされました。
丹精込めて育てられるトマトと言っても、農家には厳しい状況もあって願った通りにうまくいかない事情も沢山あるようです。供給バランスの問題や、コスト、天候など、作りたくてもそれをやりにくくさせる難問だらけ。このような逆境の中で、妥協せずにやり通すには、それなりの強い信念をもってこそと、頭が下がります。
トマトを学ぶついでに、私は『生き方』まで学んだような気持ちです。で、学んだと満足していても何も変わりませんから、自分の生き方を何かでやってこそと思います。とりあえず『頑固観念』これは、直ぐに取っ払わないといけません。固定していたら始まりませんね。でも、難しいですねー。信念を持つとどうしても頑固に移行しやすいです。これは、大きな課題として、日々精進して参ります。
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