中華粽(ちまき):蓮の葉蒸し
飲茶を家庭で作る家は少ないと思います。私も、この土地に来てから今の中華街は、テレビでしか行った事がありません。昔良く入り浸っていた頃と違って、今や若者の行く町となってきているなぁーと、田舎のオバサンはずっとすっこんでいました。 先日、たまちゃんが私の新品の蒸篭にかぶれて、遂に買いに行ってしまった!!あれ~~~と、思いきや、なんと気が利くじゃ有りませんか、お土産に蓮の葉と、干し肉、テイーポットをお揃いで買ったからと送ってくれました。たまちゃん曰く「あきこさんにレシピを書いてもらって、後から私も作りたいので」・・・んー?こういう事を、助け合いというのでしょうかね。そして、たまちゃんが知ってか知らずしてか、私は数日前にチャーシュウを作ったばかり。(シノゴノ言ってないで、作りましょう!)おこわに混ぜる材料は、干したものが大変美味しいく、海老、帆立の貝柱、にく、椎茸などが代表選手ですね。今回は買い置きの帆立の干し貝柱、自家製チャーシュウと干し椎茸で作りました。蓮の葉を袋から出してからずーっとその香りが部屋中に立ちこめ、本当に気分良く、嬉し気持ちで料理を楽しみましたよ。

料理する時間は長くても、やる事は少ない、簡単料理です。手順は①、当日の朝、干した椎茸と帆立を水につけてふやかす。②、もち米を2時間前に洗って、薄い塩味の水に付け置き、少し味を足して炊飯器で炊く。③、同時に蓮の葉を水に漬け込み、ふにゃっとさせる。④、炊飯中に、椎茸、帆立とチャーシュウを微塵切りにして、あわせ調味料で炒める。⑤、炊き上がったもち米に具をサンドして蓮の葉に包む。⑥15分蒸して食べるか、冷凍保存する。・・だけ。 ※、これは広東風ですか?他に、餅米を炒って材料と一緒に炊き込んだり、竹の皮で包む方法もあります。
材料(12個分)
- 蓮の葉・・6枚(半分に切って一個分として使う)
- 餅米・・3.5(良く洗って、もち米より2cm以上の水に塩小さじ2を加えて、2時間浸け置く)
- 胡麻油・・小さじ2
- 干し椎茸・・6枚(水で戻し二つに切る)
- 乾燥帆立・・12個(水でもどす)
- チャーシュウ・・8mmのスライス4枚を8mmのサイコロに切る)
合わせ調味料
- チャーシュウのタレ・・大さじ1
- 紹興酒か酒・・大さじ1
- オイスターソース・・大さじ1
- 砂糖・・大さじ1/2
- 胡椒少々
具をまとめるのに
- コーンスターチ・水・・各大さじ1(小さなボールで合わせる)
作り方
- ①を済ませて、ざるに上げ水気をふき取る。
- ②のもち米をざるに上げ、10程そのまま水を切って、炊飯器に移し、塩小さじ1胡麻油小さじ2を加えて普通に炊く。(もち米に関しての塩は分量外です)
- 半分に切った蓮の葉をたっぷりの水に浸け、上にボールなどで重石をして、浮かないようにする。
- 具三種をそれぞれ切る。フライパンを充分熱し、煙がモコモコ立ってきたら、油を薄く引き、チャーシュウを1分炒める。続けて椎茸、貝柱を加えて一分炒め合わせ合わせ調味料で更に炒める。汁気がなくなってきたらコーンスターチを加えて、具をまとめる。
⑤餅米が炊き上がったら、12等分に筋を付け、目安を作る。
蓮の葉の硬い部分を少し切り落とし、餅米一個分を取り出したら、葉の中央で、縦に長めに広げ手前の半分の上に一個分の具を乗せ、向こう側のもち米をかぶせてサンドウィッチする。
蓮の葉の手前をもち米にすっぽりかぶるように折り曲げ、次に左右をかぶせ、くるりと巻く。
⑥、湯気が蒸篭から立ってから、包んだおこわを入れ、15分蒸して出来上がり♪
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