落し蓋:私の大事な物
先週木曾に行きましたが、足掛け10数年のお付き合いの有る、木曾では最も古株の下島木工店に落し蓋の相談をしたかったのが主な私の目的でした。
実は、この落とし蓋の木の合わせが2~3枚離れてしまいました。木が乾燥すると溝から滑り落ちるので、気になりながら使っていました。で、下島さんに相談した所、「どうせ来るなら持っておいで、直ると思うよ」と、言ってくれたので預けてきましたところ、早速この様に直してもらいって本日届きました。
買った時の値段は数百円だったと思います。直して使うよりも、買い換えた方が先方にとっても安く付くくらいです。ちょっと申し訳なかったのですが、「手作りの物を大事に使ってくれてる人の頼みだからいいよ。うちも嬉しいし。持ってきてもらって、状態を見るとこれからの参考になるし」と、気持ちよくやって頂いたのです。これが作る側の背景を知る事というのでしょうか。
見違えるように頑丈になって返ってきましたから、これからもこの落し蓋にしっかりお世話になります。
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